なにか得る

日々『得ている』こと発見日記

問題を問題とすることの問題

誰かが問題を長らく抱えているなら、問題視しないのも手。

 こんにちは、ライクです。

 

 今、職場で問題を抱えている人がいます。周りの皆も当初は心配して、話を聞いたり、アドバイスをしてみたりしましたが、現在も問題を抱えているようです。

 もう2か月くらいになるので、その問題に関して、僕は、問題視しないようにすることにしました。その問題は当人の問題であって、当人が心から決めた解決策でしか、行動に移さないと思うからです。

 

 もう1つ問題視しない理由があります。それは周りが問題視することで、その当人がいつまでも問題にとらわれると感じたからです。

問題を問題としない

 抱えている問題によっては、自信をなくしたり、落ち込んだり、怒りが湧いてきたりと、いつまでもネガティブな感情に囚われてしまいます。本人がその問題を解決できない状態で、周りまでその問題に目を向けたままだと、余計に当人はその問題から目が離せなくなり、苦しめられることになってしまうと思います。

 

 状況にもよると思いますが、周りがいつも通りの接し方の方が、問題を抱えた当人にとって、問題から離れる機会が増え、視野が広がって解決策を見出しやすくなるかもしれません。

 

 周りが問題視しないことで、問題が必要以上に大きく見えることも防げると思います。

不登校、引きこもりだった頃の実体験

 僕が、まだ不登校、引きこもりの頃のことです。両親は学校を不登校になった最初の頃は「学校にいきなさい。」「なんで行かないの!?」「なんでできないの!?」など、僕が学校を行かないのを大きな問題として見ていましたが、最終的には諦めからか、時々「働かないと」とは言いう物のあまり意見を言わなくなっていました。兄弟に関しては最初から不登校する前の態度で接してくれました。

 

 「学校になんで行かないの!?」と言われ続けた日々は、学校に行けない自分に嫌でも目を向けなくてはいけなくなるため、とても辛く、自分はダメなんだと思うことも多かったのですが、ほとんど普通に接してくれるようになってからは、できない自分に目を向ける機会が減ったためか、逆に前向きに引きこもり脱出のための行動に取り組めるようになりました。

 

 一貫して問題なんか無かったように接してくれた兄弟には、とても感謝しています。おかげで根を詰めずに、社会復帰できました。

問題視ではなく課題視する

 今回、僕にできることは、その問題を一緒に悩むことではなく、「そういうこともあるよね」と、その問題は起こってはならないものではなく、どこにあってもおかしくないよと受け入れること、そして「ここまでは、できているから後、必要なことってなんだろうね?」と過去の起きた問題に目を向けさせるのではなく、現在できていること、未来に向けての課題に視点を向けさせることだと思います。

 

 問題から目が離せなくなっている人がいるなら一緒に悩むこともいいかもしれませんが、問題から目をそらさせて視野を広くしてあげることも必要かもしれません。

 

 大丈夫、そういうこともある。

 できていることもある。

 あとは、何を得よう?

 

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 皆さんの日常が、素晴らしい何かを得られる日々でありますように!