引きこもりから仕事を始めてやっていたこと。続けられるか不安になったら、心だけもどる。
仕事を続けられるか不安になったら。
引きこもりから仕事を始めて間もないころ、朝の出勤する際に、
このまま、続けられるか?
また引きこもりに戻ってしまうのではないか?
という不安に駆られることがありました。
そのときに、やっていたことがあります。
心だけもどる。
もしも、仕事をやめて、もう一度引きこもったら?を考えます。
そうすると、引きこもっていた時にお世話になった人たちが思い浮かんできます。
精神科の先生、カウンセラーの先生、デイケアのスタッフさんに、
将棋を一緒にしていたおじいさんたち。
引きこもっても受け入れてくれる場所があることを思い出します。
その次に、ここまで進んできた、自分を思い返します。
そうすると、不思議と心が満たされて、
「もう一度引きこもっても、助けてくれる人がいるし、ここまで進んで来れた。
もう一度、やり直せるさ。」
と開き直る。すると、さっきまでの不安が不思議と消えてしまいます。
そして、
「いつでもやり直せるし、今日辞めなくてもいいな。もう少し頑張ってみよう。」
と思えてきます。
不安になるのは、何かを得ているから。
この時の不安は、
手に入れた今の順調な環境を失ってしまうのではないか?
という不安からくるものだったと思います。
手に入れたものがあるからこそ不安になる。
でも手に入れられたのは、行動できた自分がいるから。
行動できた自分がいるから応援してくれる人ができた。
「失ってもいい、もう一度取り戻せる自分がいる」
ということにする。
そうすることで、失う不安もなくなりました。