振りカエル~デイケアに通う、通い始め~
デイケアへ通う。
精神科へ通って、2年半程たったある日の通院の事、精神科の先生に
「家にいると考えがネガティブになるんです。」と話したら
「じゃあ、デイケアに行ってみる?」と言われました。
「何ですかそれ?」と聞くと、
「病気の症状がよくなってある程度の生活ができる様になった人達が通う場所です。」という説明を受けました。
ちょっと見てみたいと申し出たら、次の通院の時に見学させてもらえる事になりました。
翌週、デイケアの職員さんに連れられて見学に行くと、
20人ぐらいの利用者さんがいました。
通院している方、退院後や退院前のある程度の症状が回復している方達が通っていると説明を受けました。
この頃は、人と話すのにまだ抵抗がありましたが、カウンセリングのおかげか、
人のいる場所にいても緊張感や疲労感は、軽減しているように感じていました。
そこで、次のステップアップのために通うことにしました。
通い始め、ずっと一人で座っている日々
通い始めの1日目、まず朝にみんな集まってミーティングの様なことを行いました。
その中で、一日の流れが職員さんから伝えられます。
その最後に、すこしだけ、自己紹介をしました。
デイケアでは、日々、レクリエーションだったり、勉強会のようなものが決まっているのですが、基本的には参加自由で、1日中、仲のいい人と雑談をしている人もいれば、
トランプをしたり、将棋を指したり各々自由に過ごしていました。
初日は朝にスカットボールに参加して、昼食を食べて、そのあとは、朝のミーティングを行った場所にいて、誰ともしゃべることなく座っていました。
二日目からは基本的に何かに参加するでもなく、朝から終わりまで一人座って過ごしていました。
最初の目標は場と人に慣れる事と外に出る回数を増やすこと
最初は自分から話しかけて場になじむなんてまず自分には無理だと思っていたので、
そこまで、へこむこともありませんでした。
最初の目標はデイケアに参加し続けること。
参加することでまずは、周囲に人がいることに慣れる。
とにかく外に出る。
これができればオッケー!よくできた!と思うことにしていました。
通い始めは、以前よりは人前に出ることに抵抗感はなくなっていたものの
疲労感が結構でました。
この疲労感は筋肉通のようなものだ頑張ったから疲れた!これで成長する!と
思うことで、自信につなげるようにしていました。