なにか得る

日々『得ている』こと発見日記

あなたが幸せなら、嬉しく思う。

 似た境遇の後輩。

 こんにちは、ライクです。

 昨日のことです。

 前に勤めていた会社の後輩の近況を耳にしました。

 

 その後輩は、僕と少し境遇が似ていました。

 

 僕は、20代前半に引きこもりから、社会復帰しました。

 その後輩は、20代前後の頃に知人の紹介で、僕が当時働いていた会社にパートとして入社してきました。

 

 しばらく経ってから知ったのですが、彼は中学を卒業した後、高校に進学せず引きこもり生活を送っていたとのことでした。

周りに好かれて頑張っていました。

 その後輩は、照れからなのか自分のことを話すのが苦手で、会話がかみ合わない時もありました。

 会話は苦手な後輩でしたが、とてもやさしく、よく「これ、食べる?」とお菓子をくれました。

 お菓子を通しての、彼なりのコミュニケーション方法だったのかもしれません。

 

 根はまじめで、基本的によく頑張っていて、周りからも好かれていました。

 

 欠勤が続く時期があったりもしたのですが、そのころは将来のことを考えてモチベーションを保てていないように見えました。

 

 僕がその職場を離れるときは、どこか吹っ切れたようで、「この仕事を頑張ろう!」という気持ちが、姿勢に現れていました。

 

 ただ、彼が行っていた業務というのは、いわゆる単純作業でした。

 それも、それを続けたからと言って、次のステップに行くような業務でもなかったのです。

 

 彼を見ていて、頑張っていることは嬉しい反面「これでいいのか?」と思う自分がいました。

 

 僕は色んな人に支えられ、たくさんの経験をさせていただきました。

 そんな僕は、彼に何かできたのだろうか?

 

 少し気がかりを残しながら、その職場を去りました。

後輩、県外へ行く。

 僕が職場を離れて1年が経ったころ、後輩には彼女が出来ていました。

 そんな後輩から退職して、その彼女と県外へ行くと聞きました。

 

 後輩「今日でやめる。」

 僕「本当か?やめてどうする?」

 後輩「○○(県外)に行く。」

 僕「仕事とかもう決まってるの?」

 後輩「ううん、今から。」

 僕「そうか、頑張れよ、今までお世話になりました。」

 

 この会話を最後に彼は、旅立って行きました。

 

 正直なところを言うと、彼のコミュニケーション能力は、コミュニケーション力の低い僕から見ても良いとは思えかったので、親元を離れてやっていけるのかとても心配でした。

あれから約1年…

 彼を知っている前職の会社に勤めていた方と話をしていた時。

 会話の流れから、彼の話になりました。

 

 僕「そういえば○○(後輩)は、今も頑張っているかな。」

 前職の会社の方「順調みたいよ。」

 僕「順調にいってるんだ。」

 前職の会社の方「○○(勤め先)で働いているって聞いたよ。」

 僕「えっ!?接客業じゃん!接客できているのかな。」

 前職の会社の方「県外に出て、かなり成長したみたいよ。かなり明るくなっているって聞いたよ。皆すぐに戻ってくると思っていたのにね。」

 僕「自分もそう思っていた。そうか、良かったね。県外に出て正解だったかもね!」

 

 近況を聞いて僕は、心底うれしく思いました。

 

 自分と似た境遇で社会に出てきて、頑張っていた彼。

 そんな彼が、遠いところで頑張っている。

 

 その話を聞いて、僕も彼に負けず頑張ろうと思いました。

 僕が彼に何かできたのかは、わかりません。

 ただ僕が頑張ることで、今度は彼に頑張る力を返せる機会があるかもしれないので、それまで前向きに頑張っていこうと思います。

 

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 皆さんの日常が素晴らしい何かを得られる日々でありますように!

 

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 今回の読書感想は、「こだわり」についての本です。

raikuhon.hatenablog.com

 もしよろしければご覧ください。(^-^)