学業と業務効率の中間を目指す。
海外の学生さんと仕事を共にして1年
こんにちは、ライクです。
気が付けば海外の学生さんと仕事を共にして、1年が経っていました。
帰国した子、まだ日本で頑張っている子といますが、どの子も一生懸命頑張っていて、一緒に過ごすことで自分にとっても良い経験になりました。
一緒に1年過ごしてみて、今後の課題
だいたいの学生さんは仕事を通して、実践的に日本語を覚えるために来日します。
来日して間もない頃に「日本語は難しいですか?」と聞くと…
「読んだり書いたりすることより、聞いて理解することが難しいです。」とほとんどの子は言っていました。
その後、半年ほど経って「聴解(聴いて理解する)はもう大丈夫?」と聞くと今度は、「聴解はなれました。でも読解が難しいです。」と返答が返ってきました。
生活での会話がほぼ日本語に変わったので、日本語で聞く、しゃべることが、圧倒的に多くなった結果、聴解はほとんど問題なくなっていたようです。
その反面、書いたり、読んだりという読解力を、母国で勉強していた時より、使う機会が減り、読解力の伸びはそこそこだったようです。
業務上、しゃべる、聞くということは多いのですが、読み書きの部分が少ないということに、後々になって気が付きました。
今後は、この読み書きを仕事の中でもっと取り入れていきたいと考えています。
学業、業務効率の中間を目指す。
今回、海外の学生さんと仕事をしていて難しかったのが、学業と業務効率の割合でした。
学業メインに業務をこなすと業務が遅くなる。
業務効率をメインにすると、学業がおろそかになる。
どちらかに偏ると、学生さんの目的に沿わない研修になったり、会社にとって負担になったりと、このあたりの配分に苦労しました。
会社側の目的と学生側の目的の始まりは、違う始点だと感じます。
その視点の先で交わる中間点を今後はもっと探っていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。