それは病みたいなもの。
両親の離婚について
最近、両親が離婚した。
いわゆる熟年離婚というやつだ。
ただ、驚きはなかった。
なぜなら、自分が物心ついたときには、仲が悪かったからだ。
むしろ、今までよく続いたなと思う。
離婚すると聞いたとき、なぜか清々しいような感覚があった。
これまでの息苦しさが、やはり幻ではなかったと、自分がおかしかったのではないと確信を得たからだと思う。
二人の作り出す険悪な雰囲気が家族を覆っていて、それが息苦しさにつながっていたのだ。
今回の両親の離婚に関しては、どちらが悪いというものはきっとないのだと思う。
恋煩いという言葉がある。
何かをきっかけに誰かを好きになり、あまりに好きなことで、病のような症状がでるということらしい。
離婚もそうなのかもしれない。
何かをきっかけに発症する病のようなもの。
だからこそ、誰を責めるのでも、まして自分を責めるものでもない。
両親の夫婦関係の悪さや、両親の離婚に傷つき、自分を責めている人がいるなら、それは、あなたのせいではないと思う。
それは、恋煩いのような、病のようなものだから。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
皆さんの日常が素晴らしい何かを得られる日々でありますように。