なにか得る

日々『得ている』こと発見日記

新海誠展「ほしのこえ」から「君の名は。」までに行ってきました。

新海誠展に行ってきました。

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 新海誠監督と言えば、「秒速5センチメートル」や大ヒットした「君の名は。」で知られるアニメ監督ですね。

 「君の名は。」は映画館で鑑賞しました。途中まで、「恋愛ものかな?」と観ていましたが、物語が進むにつれて発覚する事実に驚愕した記憶があります。

 「言の葉の庭」も背景がとてもきれいでまるで実写?と思える場面があり、それこそ物語に登場する公園の空気、雨の匂いがするような気がしてきます。

絵、物語ともに心を打つものがあり、展覧会が行われていると知って見に行きたいと思い行ってきました。

 

アニメを作る工程ってこんなにもいろんなことをするのかと驚きました。

 アニメってただ単に絵を描いてセリフ入れてってだけではないことにびっくりしました。

 作中に登場するものを実際に作っていたのは特に驚きました。

 「秒速5センチメートル」に出てくる手紙。

 「言の葉の庭」に出てくる靴。

 ぼくは、「言の葉の庭」をDVDで観た時に特に絵が綺麗だった印象があります。

 「言の葉の庭」の人物の作画方法が説明されていたのですが、すごく細部までこだわっていることがわかりました。

 妥協をしないこだわりが伝えたいことを表現し観客の心に響くんだと感じました。

 

「喪失」から「復活」

 展覧会のいたるところにある新海誠監督のメッセージのなかで特に心に残ったのは、人は誰でも「喪失」を経験する。「喪失」し、そこで立ち止まっている人へ作品を見てほしい。というメッセージです。

 何か、あるいは、誰かを失った人によりそう作品を作りたいという気持ちが感じられました。

 展覧会で作品は、発表した時系列で展示されていました。

 時系列で見てみると、「喪失」~「行動」~「きっかけ」~「復活」の順になっているようでした。

 次回作で新海誠監督は「復活」の先に何を描くのかとても楽しみになりました。

 

 新海誠展「ほしのこえ」から「君の名は。」まで

 に行って得たもの・・・

  「喪失」から進む強さです。