根っこがあるから花が咲く
花が咲いたなら
「こちらお熱くなっていますので、温めますか?」
コンビニで、買った食品をレンジで温めてもらって受け取る時にかけられた言葉。
耳に言葉が入った一瞬。
「ん?」と言われた言葉を頭の中で消化しきれなかった。
間があいて頭で消化し理解したのは店員さんが言い間違えたということ。
店員さんも、自分の発した言葉のおかしさに気が付いてお互いにクスリと笑ってしまった。
店員さんはその後、少し照れながら「すみません」といい。「熱くなっていますので、お気を付けください」とあらためて言いなおした。
最近、近くにオープンしたコンビニでの出来事でした。
オープンしたばかりとあって店員さんの対応も初々しく、すこしホッコリした気持ちになった。
これが、オープンしたばかりだと気が付かなかったら、ひょっとすると感じとる気持ちは少し変わっていたかもしれない。
言い間違いや初々しいレジ対応に、応援の気持ちと微笑ましく感じることができたのは、オープンしたてという根っこの部分が見られたからというのは大きな要素だと思う。
普段、色んなことに様々に思うということを行っているが、その思うことは、たいていは表面の部分に関してだったりする。
花を見て「きれい」と思うことはよくあってもその花から「きれいな花が咲くからにはさぞ立派な根っこなんだろうな」と即座に感じることはほとんどないだろう。
根っこを知ることができる場面というのは幸運なことなのかもしれない。
素敵だと思うこと、一見そうではないもの、どちらも根っこを知ることができたら見方が変わるかもしれない。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
皆さんの日常が素晴らしい何かを得られる日々でありますように。